This is the place I spit out all my pain
2005.12.15 03:42
見てはいけない。砂の上に建つ城を。
無知の上にのみ成り立ちうる幸福の存在を知った時、
人は深淵へと落とされる。
実情に不満を覚え、平穏のありがたみを知らぬものは、
あえてその深淵を見ようと試みる。
その後には、自尊心も、向上心も、何も残らないというのに。
2005.12.18 11:45
自分の領域を侵されること。迷惑この上ない。
物理的にも、精神的にも。
最近、私的空間に土足で入り込む輩が多い。
しかしながら、そこに不快感を覚えているのは私だけのようだ。
どうやら距離感というものが他人とは少々違うらしい。
これは果たして改善すべき点か、否か。
他人にとやかく言われる筋合いはない。
2005.12.31 23:09
肥大しすぎた自己防衛本能に、私は殺された。
2006.01.02 00:13
いつの間にか家族さえ阻むほどに私の距離感は病んでいたらしい
愛するものさえ受け入れられないこの虚無を
私はいつまで持て余せばいいのか
2006.01.04 23:49
自分に吐き気を覚えることは、果たして罪であろうか。
母親に吐き気を覚えることは、果たして罪であろうか。
2006.01.06 21:50
worrying is the breathing that you need
so there won't be far to fall
you mustn't climb tall ―"White Lips Kissed" /Mew
期待とは愚考である。
落下の痛みを知りすぎた者は、
もう上ることすら試みない。
思考は上方への波を失っていく。
落下は加速の一途をたどる。
愚考を忌み嫌うが故の、愚行。
どちらを選ぶべきなのか。わからない。
2006.01.07 12:33
柔軟性を失うことは、免疫力を失うことに等しい。
些細な細菌にすら抵抗出来ずに、炎症を起こす。
血が出るまで掻き毟っても、治まることのない波。
自分の存在を呪う。
2006.01.08 02:10
体内に隠し持った致死量の
毒物。
吐くべきか。それとも、自然消化を待つべきか。
内側から、皮膚をも毒されていくのを、
ただじっと見ていることしか出来ない。
2006.01.08 03:05
自ら張った
膜が
殻になり
壁になり もう出られない
2006.01.08 15:52
死にたいのではない。殺したいのだ。
自殺願望ではなく、殺意。
2006.01.13 21:09
脱出口は、
頚動脈にある。
もう一つの扉にも、手は届く。
逃げることから、逃げる日々。
両極の狭間を、迷走し続けている。
扉の鍵を、見つけられないという口実で、
己の存在を甘やかしながら。
2006.01.14 14:24
depression is infection
2006.01.16 19:01
intoxicated
want to be detoxicated
can't get it
I'm dying
I'm dying
I'm dying
red lines again on my wristselt-detoxication completed
2006.01.29 22:30
必要性に迫られてこその、芸術。
吐き出さなければならないという衝動の結果。
暗く冷たい光を放つ吐瀉物は、
かくも美しく、私を魅了する。
吐き出す術を持たぬ者への、
甘い麻酔薬となり、
束の間の安息という幻覚をくれる。
2006.02.08 00:39
どうせなら、
致死量の絶望に溺れてしまいたい。
上昇の余地が残された感傷など、
自己憐憫に過ぎないと、
空涙に毒を吐く。
2006.02.08 19:43
午後0時45分
血抜き
解毒
全機能停止
午後5時20分
背景に溶け込んでいく輪郭何よりもありがたい瞬間
再起動には何が必要?
2006.02.21 20:10
I need black
I need to be black
I need to be in black
I need to be covered up by black
And I need to vomit red2006.02.23 17:45
it is only through my
veinthat i can spit out my depression
2006.04.06 00:25
数日前、2日連続でリストカット。
これまでも、月に1~2回の割合でやっている。
もうおなじみの
血抜き。
その割には元気だ。少なくとも、元気なつもりだ。
人間は、死を選択する自由を与えられた数少ない種族である。
それを遂行することは決して許されない罪であるという矛盾があるが、
動物としての正しい種の保存の本能を欠いているらしい私は、
否応なしにその罪を犯してしまう事に惹きつけられる。
より正確に言えば、他力本願の4文字を付けざるを得ないが。
このように自殺思考を持っている場合、たとえ他に目だった症状がなくとも
専門医の受診を進められる。
何のために?
社会不適応の正当な理由のため?
「尊い命を守る」ため?
そんな言い訳はいらない。
そんな逃げ道を用意されたら、ますます弱る一方だ。
医者に行く元気があれば、社会生活など容易く送れる。
愚考を忌み嫌うが故の愚行の結果は、果たしてどう出るか。
どちらの扉を開けてしまうのか。それとも開けないのか。
いつになったら出るのか。それ以前に、出すべき結果なのか否か。
この口から絶え間なく吐き出される毒に侵される前に、
全ての感覚を閉ざしてしまいたい。
2006.04.14 00:17
うつ病セルフチェック→極度のうつ状態です
元気なほうなのに平常時でうつ病
人は皆どうしたらあんなに平気で生きていられるのか
何を見ずしてあの根拠のない自信を持てるのか
The screams of the dead who are somehow still alive―James Frey
主題に掲げよう
生ける屍の叫びを
2006.05.17 23:25
ただ穏やかに存在していられる事。
自分の規則正しい呼吸に安心感を覚えながら眠りに付くこと。
いつ終わるとも知れない安息の日々を惜しみつつも、
改めて今、生きている。
2006.05.22 00:34
みぞおちに再発の気配。
満ち足りた自分に
しがみつく左手と
全てを無に戻したがる右手。
つま先に伝わる不安。
長続きはしない平穏に
苛立ちを覚える。
2006.05.28 21:29
wanna get free from me
but there's no way out
can't get away
mewed up in the cage of indulgence
2006.07.12 22:20
また傷が熱を持ち始めた。
化膿した傷口は幻影を生み、正気を奪う。
膿を出さなければ。
しかしどうやって。
はけ口を持たない熱は致命傷となり、
内側から意識を腐らせていく。
自己処理の不可能な汚物にまみれ、
また身動きが取れなくなってしまう。
2006.07.15 14:33
過剰に与えられた時間と
擦り切れた神経が漏らす音の中で
呆けた頭が戯言を垂れ流す
脆弱な精神には人生は重すぎる負荷である
自由に自由を奪われるとは
何たる皮肉であろうか
2006.07.24 01:00
社会不適応気味の仏頂面と
栄養失調気味の自意識が
私を呼吸困難に陥れ
この世界から永久に締め出そうとする
酸欠気味の頭には
お馴染みの絶望の二文字
細胞の壊死に拍車を掛ける
2006.07.27 02:09
I don't deserve a human life
I just don't deserve it
since life is worthful
and I don't deserve anything worthful
but in a sense I deserve it
since life is punishment
and I deserve to be punished
2006.08.02 04:43
断りもなく忍び込む
無礼な朝日
耳障りな囀り
絶え間ない雑音
今日もまた取り逃がした睡眠と
容赦なく始まる明日に
いい加減嫌気が差す
2006.10.13 02:53
己に愛されないことを嘆き
愛してくれない己を呪う
己の顔に毒づき
己の体を罵倒する
未消化の孤独が胃の中で渦巻き
過剰な自意識が虚しく頭を擡げる
結局は己に帰ってくる
妨げられた悪態に
また中毒を起こしそうだ